何かと言えば芸妓さんの着物と帯の事。
自分の中で即座に出てくる芸妓さんの具体像って、
お引き摺りの青系の柄の黒留め 袖と、黒白の献上柄の帯。
赤い鼻緒の黒下駄に蛇の目傘なんですけどね。
何でこの具体像なのか疑問にも思わなかった。
テレビの情報にしてはヘンなんですよ。
我が家にカラーテレビなるものが来るよりも前に、
既にこの具体像が頭にあったんです。
んじゃ、実物を見たかと言えばノー。
絵本?芸妓さんが絵本にでる????
いえね、日本髪作るって事になった時に、
パッと頭に浮かんだのがこの具体像。
どこでインプットされたのか気にしてなかったんだけど、
献上柄の帯にするもの探してて流石にあれ?ってなってヾ(´∀`;)A
で、あれこれ考えてたら、ふっと判明した。
母の実家にあった日本人形がこの具体像の原風景でした。
ガラスケース入りで40cmぐらいの人形で、
テレビの近くに置いてあったと思う。
これが、お雛様の頭みたいなもので出来てたか
布製かは記憶にないんだけど、
お引き摺りをつまんだ状態で帯びに挟み、
蛇の目傘を閉じるのか開くのか、傘を斜め下に持ち、
下向き加減でちょっと色っぽいポーズ。
思い出したら、ああ、そうかと納得。
更に子供の頃に何体か古い芸妓さんの人形の解体もしてて、
ポーズとかは全然違うんだけど、
どう言う訳かほぼ同じような黒のお引き摺りの着物、
献上柄の帯に黒下駄と言う出で立ち。
実家の人形はかなり長い間残っていたので
一番記憶に残ったものと思う。
それで、詳しい情報を知る前に、自分の中では
芸妓さん=この具体像が出来上がっちゃった模様。
テレビとかで実際は帯も違うし、
着物も毎回黒って事もないし、それを見ても違和感ないんだけど、
具体例は?って聞かれると、
お引き摺りの青系の柄の黒留め袖と、献上柄の帯。
赤い鼻緒の黒下駄に蛇の目傘なんですよね。
そして、何故か髪型が丸髷になると言う不思議。
ちと怖いかも。