ドールのメイク経歴

ずぶのド素人が、ドールにメイクすると、こうなる。

 

1. 全体のバランスを見るセンスがない。

₂. 色遣いのセンスがない。

3. 手順がおかしい。

 

そして、

技術力がない!!

 

ので、下手なりのメイク方法。

 

眉が左右同じに描けないなら、マスキングテープを利用する。

1.テープを必要量取り、粘着面を内側に二つに折る。

この時、両端を折り返しておくと後が楽。

₂.輪の部分を鼻側にして左右の眉の間の1/2の部分から

テープの上に好きな眉を描き、デザインナイフでくり抜く。

両端を持って広げてドールの眉を描きたい位置に貼る。

3.しっかりテープを押さえ隙間がないようにする。

4.描きたい色で眉をテープの上から描く。

5.乾いたらテープを剥がす。

貼る位置さえ間違わなければ、左右同じにはなる。

*マスキングテープの上から描く時は、強くこすらずに、

気持ち薄めの濃さに塗っていく。

テープを剥がした後、意外と濃くて引く事がある。

 

筆の柔らかいタッチ(力加減)が苦手なら、

硬筆(鉛筆類)でメイク。

水彩色鉛筆で下地を作り、そこに少しずつ

筆で描き加えれば、筆で直接描くより難易度は下がる。

色鉛筆は必ず水彩絵の具のものを使う。

意外と色が残るので濃く描かないか、あえてその色を使う。

 

苦手部分から作業する。

管理人ならルージュが一番先。

唇の造形が左右対称にならないので苦手。

最近ブライス用のリップシールを発見使用してみた。

後アイライナーとアイシャドー。

先ずはライナーって言っても、下側はピンク系で

何とか及第点は貰えそう。

上側はアイラッシュの影で多少誤魔化せるが、

左右の違いまでは隠せず、修正しようとすると

どんどん幅が広くなるので、描き入まない事もある。

ラッシュの軸が黒ならそれで誤魔化したりする。

下睫毛も、薄く描き入れようとして気付いたら

どんどんゲジゲジみたいになってしまう。

この辺りはシンシアが届いたら研究しないと。

 

で、モデルはアマゾンさんとこのソフビの質感の子。

素体がこれで、ベビーフェイスと言っていいのか、

縦横のサイズがほぼ同じヘッドです。

さて、メイク前に必ず素体に下準備が必要です。

先にアルコールで表面の油分をふき取っておく。

これだけでもしておかないと色が乗りません。

持ってるならMr.スーパークリアつや消しを噴いておく。

必要な色は先に準備して直ぐに使えるようにしておく。

アクリル絵の具は乾くのが速いので注意が必要。

 

と言う事で・・・・・

完成形№1

眉はマスキングテープで描き入れし、

アイラインは、上下にアクリル絵の具の黒で描き入れ

アイシャドーは上手く描けずに二重の線以外省略。

下睫毛も上手く行かずアイラッシュを使用。

総評

眉が離れすぎているし、唇もガタガタ。

チークも薄くメリハリがない。

何より目元が、ほぼ未完成で全体にのっぺり顔。

ただし、初回なのでヘッドはまだくすんでいない。

 

完成形№2

眉はマスキングテープで描き入れし、

アイラインは、アクリル絵の具で描き入れ。

二重の線は水彩色鉛筆で描き入れ。

アイシャドーは二重の線の上に

薄く水彩色鉛筆で赤系を描き入れて水でぼかす。

下睫毛も水彩色鉛筆の黒で描き込み。

ルージュは小さめに単色でぬる。

メイクの上からクリアでコーティング。

総評

和風を目指したが、出来上がりは

あか抜けず単なる田舎のおねいさん風。

ヘッドはまだ綺麗な状態。

 

完成形№3

眉は手描き(以前のが薄く残ってたのでなぞる)

アイラインはアクリル絵の具の黒で上側のみ。

下側にはピンクのラインで縁取り。

二重の線に沿いブラウンで縁取りシャドーに。

下睫毛はアクリル絵の具の黒で描き込み。

ルージュは思い切って大きく塗った。

総評

眉が左右同じではないし、ガタガタ。

左のアイシャドーにムラ出てる。

下睫毛がゲジゲジの様にガタガタで左右で違う。

前回の眉が落ちずに跡が残り、全体的にくすんで来た。

洗うたびにあっちこっちに傷が出来た。

 

完成形№4

眉を描き直し、シャドーのムラ修正。

総評

まだ眉がガタガタ。下睫毛は敢えて手を出さず。

何度も薄め液で拭いたので顔がテカテカ。

何より写真では判らないけど全体的に薄汚れたように見える。

 

完成形№5

全体を何度か薄め液で洗い、メラミンスポンジで

磨いて整え、チークを濃いめに入れ、

アイシャドーは傷の部分でマダラになるので薄くした。

眉も薄くし、今回はクリアでコーティングしなかった。

ルージュはパステルのみだと寝起きに見えるので

赤に近いピンクでクリアで艶を出して仕上げた。

最後につや消しを噴いてコーティング。

総評

傷は目立たなくなったが、完成形№3が、

良い感じだったので物足りない印象はある。

ドールアイを作り替えて色見が薄くなったので

光線の加減でびっくり目に見える。

 

完成形№6

 

アイシャドーはパステルのみでアクリル絵の具はなし。

二重のラインを強調してピンクとブルーを入れた。

ノーズシャドーは入れると言うより以前のが残ってたので

まだらをぼかすような気持ちでブラウンを。

チークは濃いめのピンク。

ルージュはブライス用のリップのカスタムシール。

濃いめの赤に近いピンク。

そのままだと横幅が大きく、縦が短いのでカスタマイズ。

総評

№3と、どう違うのか考えたけど、たぶんアイブロウの色。

ではなくて、ポージングと光線の加減だと思う。

後アンダーラッシュの書き方が酷い状態。

鉛筆状の水彩絵の具で描いてるのだけど、

薄めて重ねる作業をしていないのも原因。

ドールアイはパーツを使用して自作の濃いめのブライン。

もうこのヘッドはくすみも出て傷だらけなので、

このメイクの次は難しいと思う。

 

完成形№7

新規ヘッドにメイクしたもの。

碧眼Vrだときつい印象になる。

黒目Vr.だとやや落ち着く。

方向を変えると、一気に幼くなる。

 

ナチュラルメイク風で二重のラインを強調。

パステルのみでブラウンのアイシャドーに、

アイブロウはストレートラインで細目に。

チークはピンクをあまり濃くせずに。

ルージュはブライス用リップのカスタムシール。

一番薄い色をカスタマイズして使用。

総評

新規ヘッドなのでくすみもなく傷も少ないので

メイクがまだらになりにくかった。

少女っぽくしたつもりが戦うお姉さんぽくなった。

ドールアイ(№6と同時に作ってた)がブルーなので

更にきつめな印象に。

濃いブラウンにしたら想定通りになった。

ってか、幼くなりすぎたかも。

相変わらずアンダーラッシュが酷い状態。

 

参考:レジンキャストヘッドのメイク

大人の女性らしくメイク。

和服を着せる予定なのでアイブロウは黒。

アイシャドーは二重のインライン薄いブラウンの

アクリルカラーを入れ、ブラックとグレー、ダークブラウンで

目元を仕上げた。ルージュは朱色のアクリルカラーの上から

ブライスのリップシールをカスタマイズして貼り付けてる。

チークはオレンジ。

色のノリはレジンキャストの方が良い。

ただし、傷も付きやすい。

口元はソフビの子の方が熱風で柔らかくなるので気持ち楽かも。

 

総じて、下手でも慣れてくれば少しはマシになると。

ただ、どの子もだけど、

先にMr.スーパークリアつや消しを噴いておかないと、

後で色が残り物凄く厄介な事になる。

 

そして、失敗したからと途中で止めてやり直さない。

明らかにラインがはみ出したとかなら修正しないとだけど、

完成させないと、どこがどう良くないのか、どこが良かったか

コツが掴めなくて、上達しないので。

後、ビジュアルは、どうするか決めたら途中で揺れない事。

洋風にする予定で途中から和風とかだと、バランスが崩れる。

 

もう一つ、90%ぐらい可愛く出来たら、欲張らず

そこで妥協する事も必要。変にいじって、大失敗になった時に、

同じように出来ればいいが出来ないと幻の作品になるから。

ここの№3はもう出来そうにない。

最後に見事なプロのお仕事ぶりでお口直しならぬお目直しに。