縫製初心者ほど、しっかりしたものを使用する方がいい。
雑巾縫うだけだしとかあるけど、良い物を知っておくのは後々
自分の為にもなる。
管理人がドールの服つくりにも挑戦中で使用しているのは家庭用のミシン。
工業用と家庭用の違いは縫製速度と縫い目の種類が多いか少ないか。
パワーはF1と軽四ぐらい差があるので比較対象外(縫製工場経営者談)
仕上がりは使用する針と糸とボビンさえ適切ならほぼ変わらない。
ミシンを使うなら、純正のボビンは必須
絶対に100均とか、ネットでお安いからと購入するのは避けるべき。
Amazonさんのレビューに使用した写真。
①が純正でないボビン②が純正ボビン
NP860にオートで糸調子を合わせて基本縫いを行った結果です。
同じ糸、同じ針でボビンのみ変えただけですが、これだけ違います。
ミシン針はorgan製がお勧め。クローバー製でもorganとあるなら大丈夫。
糸は普通に使用するならシャッペスパンがお勧め。
ここから歴代ミシンの紹介です。
先ずはロックミシンから
初代:マミーロックML702(かがり縫い専用)
自分所有になった時期は不明だが30年以上は前と思う。
1983年製の702Lの前身なので、それより古いのは確実。
1本針で2本糸のロックミシン。
相当古いが、部品が工業用なので故障しにくく現役バリバリで動く。
そろそろ、その部品も調達が難しくなってる模様。
オークションでは低価格で壊れにくいと人気があるらしく結構な数が出まっってる。
巻き縫いや、ウエーブとか高尚な事とは無縁。
上糸は簡単に通せるが、下糸通しは見え辛いし扱いにくいしで毎回地獄を見る。
仕上がりは裏側はまぁまぁだけど表は・・・・・のLv。
2代目:MO-80CB JUKIミシン「ミシン販売専門店」限定品
巻きロックを使用したくて探しに探して決めた。2本針4本糸が基本。
39820円+オプション付きで50720円
あれこれ迷ってたけど修理とか考えたら、ミシンと同じとこがいい。
と判断しMP580MSEを購入した「ミシン一番」で
糸通しが楽で静音のMO-1000Mを購入しようと思ってた。
が、1000Mの方は薄物には適してないとの口コミがあり
購入後に何かと不満が出そうなので、どうせならオプション付けても
お手ごろ価格でNP860の修理実績もあり、お値打ち品のMO-80CBに決定。
駆動音はML702も大きいので、ほぼ変わらないのではと考察。
糸通しは動画を見る限りは、物凄く難しいとは思えず、
ML702の糸通しが面倒を極めていたので手動でも苦にならない‥‥と思う。
色々な縫い方があるけど、使いこなせるかは正直自信がない。
それより、ロックミシン用の糸を揃えるのが何気にお財布に優しくない。
ここから普通のミシンです。
初代:ブラザー製ミシン「コンパルデラックス」電子ミシン
45年ぐらい前に親から譲ってもらったと思う。
自分で購入した記憶がない。(優良品)サイズ不明
1976年に発売された国内初の電子ミシンだったそうな。
お値段は不明だけど、かなり高額だっただろうと思う。
画像は家庭用ミシン コンパルDX ZZ3-B7501で検索すれば出てくる。
直線とジグザグとボタンホール以外の模様は今ほど充実してなかった。
手許のレバーで縫い始めて縫い終わりだった気がする。
何かボタンと言うかカセットのキーみたいなものもあった。
当時は凄い、こんなに簡単に縫えると驚いていた。
今ほど多機能ではなかったけど、その分使い勝手が良くて
子供の小物とか自分のスーツとか仕立ててた。
ある日使用中に突如芯棒が折れて修理不能となる。
2代目:シンガー製apricot9700コンピューターミシン
初代故障の直後2000年に29万円で訪販で購入
機能的にもパワー的にも(超高性能)フルサイズ
これも上記で検索掛けたら画像が出る。
新聞の折り込みを見て、お安いミシンを買おうと電話して来てもらったら
巧みな話術で説明され、最終的にこのミシンを購入した。
相手は、チョロかったと思った事だろうけど、怪我の功名と言うか、
結果的には物凄く良い買い物したと思ってる。
PCは既に所有していたが我が家では初のコンピューターミシン。
11㎏と、やたら重くて運ぶのに苦労した覚えが。
とにかくパワーはあった。性能も申し分なくて結構使用した。
自動糸切り機能とは初対面でその便利さに驚く。
ただし、ワンアクション糸通しはあったけど、下糸クイックはなし。
ワンアクション糸通しも自動糸切り同様便利さに驚いた。
高性能故、模様縫いの種類が多すぎて使用しないものが多くあった。
文字も縫えたが購入時には年齢的に子供には使えず、お遊びで使った程度で出番なし。
2016 年に故障して部品がなく修理不可になり泣く泣く廃棄に。
3代目:ブラザー製Teddy35 [CPV0106]
2代目故障直後、予算と時間の関係で至急で2016年12月に4万円で専門店で購入
機能的には(そこそこ)ハーフサイズ?
当時の店長曰く「前のとはパワーも性能も違うので比較するのが間違い」との事。
ですよねぇと思いながらも、何だかなぁ状態で使用してた。
途中から純正ボビンを使用しなくなり、縫い目が上記の①のようになった。
この頃はそれに気付かず自動糸調子が悪くなったと思い込んでた。
流行病の時は使い心地が悪いながらもマスク制作で大活躍。
ドールの服も頑張って仕立てた。が、余りいい出来にはならず。
しかしながら下糸クイックはここで初対面。その便利さに驚く。
2024年6月中旬まで使用するも3代目が高性能過ぎて遣い心地が悪く
4代目がそう高額でない上に欲しい機能がありお役御免に。
初代のミシンもブラザー製だが凄く使い勝手が良かったから
このTeddy35は高機能ミシンの直後だった事と、
純正ボビンを使用していなかったのもあり不当評価しているかも。
4代目:JANOME コンピュータミシン NP860 ホワイト
自動糸切り機能とハードカバーで決定2024年6月に48950円で購入
機能的には(優良品)フルサイズ
ジャノメ製はフルサイズでも軽量化している。
機能的にはお買い得品だけど購入2日目にして不具合発生と言う試練。
と言うか1度電源を切ったらE4エラーで動かなくなった。
相談したら、素早く誠実な対応で無事戻ってきた。
8年ぶりに自動糸切り復活で喜んだけど下糸クイックに慣れていたので
使い初めに下糸を引き出す作業が老眼で下糸が見え辛く面倒を通り越して苦行に。
それほどパワーがない訳じゃないし、標準よりは上の機能がありお勧めできる一品。
正直、5代目に遭遇しなければ長い付き合いになる予定だった。
5代目:ジャノメ コンピュータミシン MP580MSE
拡大鏡標と、下糸クイックに魅せられて2024年7月に59,800円で購入
機能的には(優良品)フルサイズ
更にハードカバー、ワイドテーブル、フットコントローラー標準装備。
NP860が良くないのではなく、拡大鏡と言うタイムリーな必需品と、
慣れてしまった下糸クイックの所為でこちらに軍配が上がっただけ。
それ以外は性能的にはまったく同格なので、せめて拡大鏡がNP860に取り付けられたら
下糸クイックはない物として拡大鏡単品購入で終わってた話。
と思っていたが、拡大鏡は拡大しすぎて、逆に見づらいと判明。
何なら、下糸クイックの方が本命だったとも言える。
そして厚地の物はNP860もだけど押えが上がりにくく何気に縫いにくい。
これはパワー不足とかではなく布地がセットし辛いのがある。
セットさえ出来れば何とかなる説まである。←ならなかったけどね。
正直これはTeddy35 [CPV0106]の方が押さえが上がりやすく工夫次第で縫えた。
欲しかったピンクッションも付いてきてこれは予想外でニマニマしてた。
NP860と比べて縫い目の種類選択にちょっとクセがあり使いにくさはある。
音はこっちのが静かな気がするのは最初の故障時の音が印象に残ってて
その影響だと思う。
このミシンのボビンのおかげで縫い目の良し悪しの原因を知る。
単純に、NP860の付属ボビンを使わなかっただけですけど。
正直、純正ボビンの偉大さナメてました。
*ここに掲載したジャノメ製ミシンは
NP860は「日本ミシンサービス株式会社」のオリジナルモデル
購入先は「ミシン販売専門店」でした。
MP580MSEは「ミシン一番」の特注モデル
両方とも、ジャノメ自社工場ではなく修理も購入先で受け付けるようです。
なお、ジャノメ製のミシンはフルサイズでも軽量化しているので持ち運ぶのは楽。
正直に言いますと、オリジナルモデルとか特注とか限定品とかは、
長年使用してて故障した時に部品がなくて修理不能と言う事もあります。
でも、気になる機能があったりオプションが良かったり、お手ごろ価格とかあるので
何だか得した気分になるので、どうしてもお買い得感はある。
なお、ここに挙げたジャノメ製ミシンはこんなに製造工場があると思わずに、
単純にお安くなったんだなと思ってた。NP860の事で相談して初めて知った。
そしてジャノメストアーのミシンは欲しい機能があるものは11万以上した。